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2010年02月15日

『銀河英雄伝説』の謎「トリューニヒトは何がしたかったのか?」

銀河英雄伝説で、嫌いなキャラランキングで必ず上位に入る「ヨブ・リューニヒト」。
この人、いったい、何がしたかったのでしょう?

トリューニヒトは、OVAの序盤、自由惑星同盟が銀河帝国に対して圧倒的劣勢に立つきっかけとなる「帝国領侵攻作戦」に反対する事で同盟の最高評議会議長(首相みたいなもん?)の座を手に入れた。
この経緯は、巧妙で、同盟の評議会議員のほとんどが出兵案に賛成している所で反対を表明。
結果、この作戦は、同盟始まって以来の大敗北に終わり、以後、帝国の優勢は動かしがたい事に。
それに反対していたトリューニヒトは、同盟の大敗北の代わりに、自身の栄達を得た事になります。

トリューニヒトは、同盟元首の座を得た訳ですが、結局、軍事的に劣勢に立つ同盟を彼は帝国に売ることで、同盟から帝国に鞍替え。
その結果、トリューニヒトは、同盟にとって「反乱軍」の最高責任者であるにも関わらず、罪に問われずに帝国で保護される。
その後、ほとぼりが冷めると、今度はローエングラム王朝内で自身の地位を高める動きを見せ、まんまと旧同盟領である「ノイエ・ラント」の高等参事官の地位を獲得。

このように、トリューニヒトにある、最大のものは「権力欲」「上昇欲」でしょう。
より、高い地位を得たい。
それが、この人の第一の生き甲斐のような気がします。
ノイエ・ラント高等参事官の地位を得てからは、その最高責任者であるロイエンタールに接近。
さらに、自身の地位を高めようと画策。
しかし、うっかりロイエンタールの逆鱗に触れて殺される。
トリューニヒトは保身の天才だったものの、唯一の失敗で自らの死を呼ぶことに。
しかし、ロイエンタールは、このトリューニヒトの危険性を認識してた節が有り、最初から殺す事を考えていたとも考えられますね。

さらに、トリューニヒトは、帝国内で「立憲君主制」への移行を画策していたと言います。
皇帝ラインハルトの絶対君主制の下では、既に国家の柱石たる人物が確定しています。
しかし、その権力体制に穴をあけられるのが「立憲制」。
トリューニヒト自身が、議員として力をもてるのですから。
そう考えると、この男は、徹頭徹尾、権力欲の塊だといえそうですね。
posted by kirari at 10:00| Comment(6) | TrackBack(0) | アニメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
トリューニヒトの最終目標は、ユリアンミンツと同じ理想の実現でしょう。
権力への執着は目標のための手段であって、それ自体が目標ではありません。

その理想の実現という観点から作品を見れば、彼は常に合理的に行動しているのが判ります。
ヤンウェンリーと常に敵対的だったのは、ヤンが正に独裁者の種であり、その封印はヤンのモラル以外に無かったため。
ロイエンタールを罵ったのも、彼が己の矜持を守るためだけに多くの兵士を殺しているため。

彼を知る最も良い言葉をビュコックじいさんが残しています。
「専制政治が倒れるのは君主と重臣の罪だが、民主政治が倒れるのは全市民の責任だ」
これはトリューニヒトに向けられた言葉ですが、同時に彼以外の政治家に対しても当てはまる言葉です。
政治への無関心から、無数の三流利権屋に票を与えて恥じない市民。
腐敗の主体は政治家ではなく、市民にある事をトリューニヒトは知っていたのでしょう。
だかれこそ彼は「民主政治の制度の悪用」を行い、外圧による同盟の健全化と言う強引な手段を選んだのではないのでしょうか。
ヤンの言うところの「政治も国も道具でしかない」を、より大局的な観点で実行したのです。
Posted by ヤン信者 at 2010年07月06日 00:10
↑巧言令色の徒であるトリューニヒトを更に巧言令色で極彩色に弁護している気色悪いコメントだな。トリューニヒトは扇動政治屋の最も醜悪な体現者であり、いつの時代、どこの国にもいる「恥知らず」の典型である。極めて狭い範囲の政局・派閥レベルの発想しかない寄生虫に過ぎない。そもそもヤンウェンリーを独裁者の種と断じている時点でこの書き込みの主はレベロと視野の範囲が変わらない。軍事力の自制を法と機構によって制度化する点にこそ民主主義の最大の長所であるという作中の主張を体現しているのがヤンウェンリーである。そしてその法と機構を最も醜悪に悪用しているのがヨブ・トリューニヒトなのである。
Posted by at 2010年07月07日 16:38
ヤンウェンリーがその気になれば、独裁者になる事が可能であった点は、お認めになっていただけるでしょう?

その気にならなかったのは、ヤンウェンリー個人のモラルが人より秀でていたためです。
そのモラルすらも危うい。
例えば、ユリアンミンツやヤン夫人、またそれ以外の親しいものが命を落としたとき、ヤンウェンリーが豹変しないと、当時の誰が約束できるでしょうか。
「彼はいい人だから信じよう」というのは政治的ではありません。

当時の同盟のルールでは、一個人が好きなときに独裁者に転職できるという状況を是正できなかった。
トリューニヒトは、それを不正規なルールによって是正しようとした。

…という見方もできます。
もちろん、単なる権力至高者だったという見方もできます。
その両方だったという可能性もあります。
片側だけ見たのですはオーベルシュタインを見るビッテンフェルトの目になってしまいますよ。
Posted by at 2010年07月07日 22:04
いろいろな意見がありますね。
銀河英雄伝説は、見る人の数だけ解釈があるのかも知れません。
それだけ深い物語って事ですね。
Posted by kirari at 2010年07月14日 00:34
銀河英雄伝説はアメリカでは嫌われています。
なんと驚くことに10年連続で子供に読ませたくない本第一位にランクインしています。

Posted by 元・S at 2012年04月01日 09:53
銀河英雄伝説は、アメリカでは子どもに読ませたくない本になっている。。。

やっぱり、結末として民主主義体制が敗北する事が嫌がられるのでしょうかね。

面白い話をありがとうございます!
Posted by kirari at 2012年04月01日 20:38
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